ジェイコーディ株式会社

新規事業立ち上げ支援

「無から有を創造する」、「単なるアイデアを具体的な事業に起こしていく」「生み出した商品やサービスをビジネス化していく」、「既存ビジネスとのギャップを乗り越える」。

変化の激しい時代に、既存の事業だけでは何が起こるか分からないため、常に新しい事業を考えていくことは企業が生き残るために必要不可欠になってきました。しかし、「実際はアイデアはあるがなかなか具体化しない。」「会社は立ち上げたが収益が上がらない。売れない」「既存の事業に時間を取られ、新しい事業立上げを進める時間が無い」「何からやれば良いか分からない」「新しいことを実施できる人材が不足している」「既存の事業の概念ややり方から抜け出せず、新しい発想ができない。」等々、様々な課題があるようです。

外部を使うことも一つの手ですが、外部からただ支援するだけではなかなか難しく、やはり社内の人材、或いは外部の人材でも内部と同じような意識で実施して行かなければなかなか立ち上がりません。一方、少し事業が具体化し、一回成功体験を積むと、社内の方々も面白いように自発的に動けるようになり、事業が飛行機のように浮力をつけて進むようになります。これらはいくら論理的に説明しても理解することは難しく、やってみるしかない。というのが本音です。小さな成功で「自信」をつける過程、ここを寄り添いながらサポートさせていただき、着実に事業を立ち上げる、それが弊社の新規事業立上げ支援に関する理念です。

◇新規事業立ち上げの3つの要素

新規事業を立ち上げるために事業の内容を考え、計画を作っていく必要があります。大きく以下の3つの視点で考えていきます。

1.新規事業を立ち上げる目的は何か?(Why)

2.何を新規事業として立ち上げるか?(What)

3.どうやって立ち上げるか?(How)

上記3つの視点について、以下に詳細を述べていきます。

1.新規事業を立ち上げる目的は何か?(Why)

何故新規事業を立ち上げるのか?企業によっては目的が明確でないケースが多いです。

・既存事業に行き詰まりを感じ、企業の将来が不安なので、ここで新しいことを始めておこう。

・売り上げを2倍にしたい。しかし既存ビジネスだけでは難しいため、新しい分野での売り上げUPを期待している。

・現在のビジネスは利益率が低く、従業員も大変なので、もう少し利益率の高い、工数を少なくできるようなビジネスにシフトしていきたい。

・既存の技術力だけでは限界なので、新しい分野を開拓しながら技術UPをしたい。

・今まで何もしていなくて、新たなビジネスを立ち上げたい。

・現在の市場はシュリンクしていくので、新しい市場に参入していきたい。

様々な目的があると思います。まずは何のために新規事業を立ち上げるのか?明確にする必要があり、それによってビジネスの方向性や形態、利益のあげ方が変わってきます。

例えば、売り上げを2倍にしたいだけなら、新規事業を本当に立ち上げる必要があるのか?考える必要があります。現在の市場をもっと物が売れる市場に変えて、少しだけ商品の活用方法を変えた提案をする。それだけでも2倍にできる可能性があります。目的によっては実施する内容や方法が変わる可能性があり、まずは目的の明確化をする必要があります。

とにかくどうすればいいか分からない。どっちにいけばいいかも分からない。そういった企業も多くあります。その場合はまずは前提条件をおきながら仮説を立てて、いくつかの案を出しながら絞っていくことが必要です。

例えば前提条件としては、既存の社員数を増やさず、売り上げも一気に上げることを考えてはいない。但し、新しいマーケットに販路を拡大し、マーケットにあった新しい技術力UPを目指したい。一方自社の強みの技術は活用したい。等。その場合は、狙う市場を明確にして、その市場ニーズにあった商品をたたき台として作り、まずは販路を拡大することがステップ1となります。ヒット商品が出せるまで時間をかけず、ある程度のたたき台商品で市場に出してみる、ということで販路開拓を進めていくことができます。まずは何を狙うか?それにより作戦が変わってきます。

2.何を新規事業として立ち上げるか?(What)

この事業を立ち上げます!と初めから明確に言える会社は意外と少ないと思います。基本的には何をやったらいいか分からない。何となく潜在的には方向性は分かっているが、明確に言葉に出せない、一つに絞れない。等。その場合は、いきなり何を事業としてやるか?を考える前に、以下のステップで考えていく方法があります。

1)企業や経営者はどうなりたいか?

最初に伺うことは、企業としてどうなりたいか?もしくは経営者として何をしたいか?ということだと思います。新しい事業の内容よりも、その事業をやることで、結果企業や経営者がどうなっていたいか?そちらから考える形の方が企業やその経営者の考え方や文化にあった事業を立ち上げることができ、企業全体が一つの方向性を向きやすい。従業員の方々の意識を集中させることができ、パワーが出るからです。

「日本を元気にしたい。」「町工場を活性化させたい。」「日本のものづくりを世界へ発信していきたい。」それにより、企業の従業員の方々にやりがいをもって仕事をしてほしい。経営者自身もやりがいを感じたい、幸せを感じたい。等

2)事業の方向性は?

4つの視点で検討していきます。

①市場の機会

②市場の脅威

③自社の強み

④自社の弱み

現在の市場環境は、どういう方向性に向かっていて、何が求められているか?もしくは、何を注意していく必要があるのか?などの外部環境について考えています。また、内部環境としても、ミクロの視点で、どんな変化点が考えられるか?を検討していきます。

例えば、技術者の高齢化が課題。今後は人依存の技術の強みだけではなく、コンセプトやデザイン性などの合わせ技で市場ニーズに対して差別化していく必要があるなど、内部の環境変化について先を見据えながら、体力がある今のうちに事業を強化していきたい、というケースもあります。

また自社の強みは何か?明確に認識できていないケースが結構多いことに驚きます。例えば、請負ビジネスにおいては強みでも、完成品においては強みにならない、もしくは、既存ビジネスにおいては強みにもならなかったが、新規ビジネスを検討する場合はそこが強みになるケースもあります。

一方弱みを強化した戦略を立てていく必要があります。自社内だけでは解決できない場合は、どのように外部企業などと連携していくのか?

例えば、デザインができる人が社内にいない。自社では金型を起こしてまで商品化が難しいなど。その場合は、協業ができる外部企業は人、商材を探してくる必要があります。

3)具体的に何をするか?

「新しい技術を活用し、商品化をする。」「新商品をビジネス化する。」「新サービスを考え事業化する等。」それらどのような商品、サービスにしていくのか?また、どう販売していくのかを検討します。

例えば、既存技術の延長線上で、同じ技術を活用し、これまでは請負ビジネスであったが完成品ビジネスへの移行していく。
その場合は、自社のシーズを使った完成品ビジネスの領域を狙い、新しい販路を開拓していくケースで、既存技術+αと新規販路開拓が必要となってきます。一番難しい形は、新技術+新規販路開拓で、ここを狙う場合は立ち上げに時間がかかります。

新技術を狙う場合は、なるべく既存販路の中で商品やサービスが売れる形を検討していきます。そして新技術を立ち上げてから、新規市場を狙うなど、事業のステップを計画していく必要があります。

3.どうやって立ち上げるか?(How)

1)スケジュール

どのように新規事業を立ち上げていくか、内容や方向性が決まったら、詳細なタスクと役割分担を決め、日付を入れていきます。

例えば、展示会で一度テストマーケティングをしたい、等目標を決めて、そこから逆算して詳細なタスクを決めていきます。

急速に新規事業を立ち上げることは難しいため、ステップを置いて各ステップの目標を決めておくことが重要となります。社内の従業員の方々もあまり急速に変わろうとしてもついてこれない可能性が高いです。社内の既存文化の状況も検討しながら計画を作成していきます。

2)予算

概算費用を出します。ものづくりであれば、研究開発費の人件費、施策材料費、展示会費、設備費などを見積もっていきます。

売り上げ計画をたてて、費用の妥当性も検討していく必要があります。最初からどのくらい売れるかも分からないのに、売上げ計画なんて立てられない。という企業も多いですが、一旦目標をおくことが大切で、事業を立ち上げていく中で変更が出れば最初の計画を修正しながら進めていきます。

3)体制

社内で新規事業を推進してくリーダーを決定します。社内のメンバーは既存のビジネスでも忙しいので、リーダーの配置は難しいケースも多いです。しかし、臨時では外部の力を活用するとしても、社内の事業として今後実施していく必要があるので、兼務だとしても一旦リーダーはおく必要があります。

上記を新規事業では検討していきますが、計画書のテンプレートを提供しながら、また他社の事例などを参考にしていただきながら、前に進めていきます。

一番大変なことは、既存ビジネスの概念と新規ビジネスとのギャップです。基本的には社内の方々の多くは保守派です。一番危機感を持っているのは経営者です。このギャップを埋めることが必要となります。

ギャップを埋める時に有効な方法として、上記の自社の機会、脅威、強み、弱みの分析を従業員の若手のメンバーにやっていただくケースがあります。若手のメンバーは成長したい、変わりたいと思っているケースが多く、もしくは昔から社内で当たり前と思われていたことに疑問を感じていたりします。その企業で働きながら、企業の問題点に意外と気がついているのが若手のメンバーだからです。

既存の概念、ギャップを乗り越えること、つまり企業は変化していかなくては生き残れないため、意識改革が新規事業立ち上げにおいて、一番重要になります。計画だけでは実現しないのです。

)進め方 サンプル

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