製造業ニュース

海外と日本の革製品について

レザーフェアに行ってきました。
日本の革メーカー以外にも、フランス、スペイン、インド、イタリアの革メーカーも出展していました。

正直感じたのは、特にフランスのメーカーの革の滑らかさ。。素晴らしいものでした。革の色もバリエーションも多く、色が何とも言えない鮮やかさでした。

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フランスでは、革メーカーもかなり潰れ、優れた企業のみが残っているようです。そういうところの展示だから素晴らしいのかもしれません。

日本は円安が進み、二年前より2割程度も素材価格が高騰しているようです。企業は90円設定で輸入レートを設定していたようで、日本市場のおける価格もあげざる終えない状況のようです。

革の色染めには、大きな設備が必要なようですが、その設備を持っている企業が少なく、なかなか色のバリエーションを増やすことが出来ず、革の色も絞らざるおえない。

最低ロットも大きくなっており、少量から始めたい新規企画開発が難しく、新しい商品を生み出すことが困難になっている状況。ただでさえ労働賃金が高い日本で、日本の革製品作りをする場合、付加価値の高いものを試行錯誤して作り、また少量多品種に対応出来る日本の強みを生かす必要がありますが、今の環境では困難なのでしょう。

日本の職人さんの質も下がってきていて、品質の高い製品を作るために、品質の高い製品を見せながら指導してもなかなか素直にきいてもらえない。中国の職人さんの方が、そのまま素直作るようで、中国の職人さんを育てる方がスムーズ。そうすると、どんどん日本の技術が下がってしまうという状況とのこと。

日本では商品を作れなくなってしまうのか?為替や設備投資や職人さんの問題。国内でやると決めて何とか解決出来ないものかなと考えさせられました。

靴のインソールメーカーの社長さんとも会話しました。そこのメーカーさんは、足の状態や症状にきめ細かく合わせたインソールを展示していました。ちょうど歩き疲れていたので、今すぐつけたい衝動に駆られながら話していましたが、こういうきめ細かな商品は、日本が優れているように感じました。
革製品にしても、何かそういった付加価値と組み合わせてものづくりをすれば、高く売れて、全く別の市場を開拓出来るのかもしれません。

女性の殆どの方が、足の悩みを持っていると感じます。私の世代はちょうどバブル崩壊直後で、まだバブリーな時代だった頃は、フェラガモの靴大人買いとかをしていました。ただ、イタリア人と日本人の足は骨格から違うので合うはずなく、でも履きたいので無理して履く。結果足の形が非常に悪くなりました。また、現在の日本製の靴でさえ、ぴったりではない中で、さらにビジネスで外をパンプスで歩き回るため、足は悲鳴をあげています。

ある百貨店で、ドイツ製の靴を売っていて、インソールが素晴らしいらしく、その靴を履くだけで足の形が良くなり、身体全体の歪みがとれるという魔法のような靴がありました。値段は30000円位するのですが、魅力的で、ただデザインがあまりにもダサい。。何かもっといいデザインは無いですか?と定員さんに聞いても、デザインに拘らないのがドイツで、日本からどんなにリクエストしても、何が悪いのか?と聞かれてしまい改善しないとのこと。迷ったあげく、デザイン性に目をつむり、その靴を買いました。

よく日本の製造業はドイツと比べられますが、きめ細やかさや性能、壊れにくさでまだ日本の商品は勝負できると思います。そしてそこにさらにデザイン性をつけると競争力が産まれるかもしれません。革製品もそういう方向性が現在の問題を解決出来るのでは?と感じました。

と言いながら、実際のドイツを視察しなくてはと思い、アンビエンテに向けて視察訪問準備中です。

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