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華麗なるジャポニズム展を観て

最終日一日前というギリギリのタイミングだったが、今日ボストン美術館展、華麗なるジャポニズム展を観ることができた。日本の絵画が西洋の画家達にどのような影響を与えたのか、観たかったのだ。

大きな点は、モネとかがかなり影響を受けているようだが、構図と陰影のようだ。

構図は西洋伝統的な遠近法ではなく、上から全体を見たような俯瞰的な視点、また、手前の襖描き窓から見える景色を大胆に切り取るような描き方が新鮮だったようだ。

陰影については、西洋は立体感を出すために陰影をつけるが、日本は色彩の対比や形象反復、主要なモチーフの強調で絵に命を吹き込んでいると評価されていたようだ。なるほどと感じた。

モネはパリのオランジェリー美術館で壁中に飾られている睡蓮を観たことがあるが、素晴らしい色彩だった。モデルとなったモネの自宅庭には、日本庭園を真似て日本式の太鼓橋をかけていたそうだが、その絵は様々な色彩が何層にも重ねられていて、目には見えない水蒸気のようなものを感じた。そういうところも日本絵画から影響を受けていたようだ。非常に勉強になった。

 

 

 

 

 

 

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